◆9番(
小川進一君) 次の2番の
リサイクルの話もちょっと出ましたので、2番のほうへ移ります。 昨日、
紙おむつの
リサイクルの話が出ましたが、
使い捨てマスクや
ゴム手袋が川に流れて、はたまた
海洋汚染につながっておるというようなことがテレビでは度々放映されておると思うんですが、総社市ではいち早くこの
リサイクルマスク、
布マスクの利用を推奨しておったということで、昨日も
同僚議員が購入しておりましたが、最近の売行きはいかがなものでしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 今日は私が答えます。 今の段階で、トータルが27万枚を超えて売れて、去年の3月の終わりから売り始めて、もうすぐ28万枚を超えようとしております。ただ、枚数が
アマゾンジャパンで1日50枚未満というように、ちょっと売れ方が衰えてきたかなという感じがあるので、これはさらにPRをしていかなければならないと思っております。 それから、
春モデルが出て、
市役所玄関での
売上げは非常に好調でありまして、1日100枚を超えて売れている、そういう状況でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君。
◆9番(
小川進一君) 引き続き
リサイクルマスクがたくさん売れれば、福祉の面でも役に立つし、環境にも優しいということで、頑張っていただきたいと思います。 続きまして、民間の無人の紙の回収の場所が市内にできておるんですが、御存じでしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 承知しております。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君、
質問者にお願いいたします。 ちょっと通告とちょっとずれてる、よろしくお願いいたします。
◆9番(
小川進一君) はい。 これによって雑紙の回収をしておるんですが、その回収の量に幾らか影響がありましたでしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 民間の
リサイクル業者が市内に15業者ございますけれども、その総数がごみの総数を下げているということは事実でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君。
◆9番(
小川進一君) はい、分かりました。 私は、今年一軒家の片づけを頼まれまして、ほとんどの物を処分したんですが、一軒家でトラック3台分の
廃棄物が出ました。家具、布団、衣類、食器、この中で一番困ったのがたんすです。運ぶのに解体しなければ捨てれないようなもので、これは非常にもったいないなと思いました。 それで、倉敷市の
ごみ処理の問題で調べましたら、児島にクルクル
センターという
リサイクルをできる
センターを倉敷市は持っております。ここでは、家具や衣類の
リサイクル品の持込みを可能にしております。市内にもこういう
リサイクルできる
センター、場所があれば廃棄するものが少なくなるような気がいたしますが、どうでしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) おっしゃるとおりだと思います。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君。
◆9番(
小川進一君) 環境課のほうでは、
生活用品交換銀行というものがあります。これは
広報紙の中にも載っておるんですが、市は間を取り持つだけで
市民同士が必要なものをお互いにやり取りして交換するようなシステムになっております。こういう仕組みを組み立てておるんですが、利用の数はどの程度あるでしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君)
生活用品交換銀行の実態、それから利用数については
担当部長から答弁いたします。
○議長(
劒持堅吾君)
環境水道部長。
◎
環境水道部長(
川原玲子君)
生活用品交換銀行の、求めます、譲りますというコーナーのことだと思いますので、そのことについて
お答えいたします。 過去5年間で申し上げますと、
登録件数が、求めます、譲ります、合わせて528件、
成立件数が171件でございます。これにつきましては、実際には求める人、それから、提供する人とのやり取りになりますので、物については市のほうは関知ができておりません。議員さんおっしゃる児島のクルクル
センターにつきましては、公営の施設でございまして、物は市の職員が管理をして実際に引渡しを行っているようですが、そちらでは
職員常駐の者が3人いて、また修繕する人もいてというふうな、全く公営の施設で手をかけているという実態でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君。
◆9番(
小川進一君)
リサイクルセンターがあればもっとごみの量が減少できるんではないかなと思っております。 もう一つ、
リサイクルしてほしいものの中に庭木があります。家屋の解体によって庭木が不要になったら、これも切り刻んで
廃棄物となってしまいます。ある
自治体では、不要になった庭木を一旦植え替えて、年に1回
希望者に無償で差し上げるというようなことをやっている
自治体もあります。このような考えはいかがなものでしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 全く考えておりませんでした。ちょっと研究させてください。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君。
◆9番(
小川進一君) では、ごみ、
リサイクルの問題は以上にいたしまして、次に、企業、
事業者の状況についてお尋ねいたします。
コロナ禍であっても業績がよいところもありますが、
飲食業、
宿泊業はあまりよい話を聞きません。
業種ごとの業績を把握していますか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 市内各会社、業者、みんな苦労しております。
まま業績が伸びた会社も、そりゃあ中にはございますけれども、おおむね本当に厳しい状態が続いております。
業態ごとの数字については
担当部長から答弁いたします。
○議長(
劒持堅吾君)
産業部長心得。
◎
産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私のほうから
お答えをさせていただきます。 昨年11月20日から12月7日までに、緊急で市内の2,145
事業所に対しまして緊急の
アンケートを実施したところでございます。これは回答率が27.6%ということで、592
事業所から回答をいただきました。 傾向といたしましては、全国的に見ても同様の傾向でございますが、本市におきましても約6割の
事業所が前年と比較し減少、特に
売上減少のピークが5月というふうになっておりました。6月以降は徐々に
回復傾向にある結果とはなりましたが、その後、
アンケート実施後に発生した
コロナウイルス感染症の第3波で
緊急事態宣言の発令でございますとか、外出の自粛、商談のための出張の自粛などの影響から、今後もなお
売上げの減少や資金繰りの悪化が懸念され、
業績回復までの見通しが立ちにくいというふうな
事業者が大半を占めているというふうに認識しております。 業種別でちょっとかいつまんで申し上げますと、
自動車部品の
製造業でございますと4月から8月が特に
売上減でございまして、中には80%減の
事業所もございました。9月以降
回復傾向にございまして、50%から80%ぐらいまで回復をしているというふうにお伺いをしております。特に
雇用調整助成金を活用しながら維持をしているというふうな状況だというふうに思っております。ウイングバレイにつきましても、12社の平均で前年の85%まで回復しているというふうにお伺いしているところでございます。 それから、
飲食業につきまして、特に夜の営業が主体となっている
飲食店が今回最も影響を受けているというふうにお伺いしておりまして、第3波の影響で大人数での宴会や法事などが自粛されたことによる影響が最も大きいと。おおむね50%以上の
売上減というふうになっております。 それから、
宿泊業につきましても同様に、11月の
コロナ拡大で忘年会とか大きな影響があったことや、Go To トラベルの中断で年末年始のキャンセルが多発したということが大きな影響を受けております。それから、
旅行業等に関しましても
職場関係や修学旅行の
貸切りバスの利用が激減と。 それから、
建設業につきましては、
住宅関係は
イベントの開催等も自粛されたこともございまして、新規の顧客の相談が減少しまして影響を受けており、住宅のリフォームなんかも減少しているような状況でございます。 それから、
唯一小売業、食品に特化した
スーパー等は、巣籠もり需要等も影響しまして、対前年で110%から120%、食品の
製造業についても
売上げを伸ばしているような状況もございます。 その他、
イベント中止による
印刷業でございますとか、
貸し衣装の関係でございますとか、そういうところに大きな影響があるというふうに認識をしております。 以上でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君。
◆9番(
小川進一君) よく分かりました。 続きまして、休業、廃業の事業、店舗はありますか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 今の段階では廃業及び倒産は出ていないと認識しておりますが、近々に
飲食店が1店舗閉めるという予定であるということはお伺いをしておるところであります。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君。
◆9番(
小川進一君) ありがとうございました。 3番目の、市独自の支援の考えはあるかということなんですが、何かございますか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) これは今後議会と相談させてください。今回の一連のこの
一般質問の答弁の中で、
ワクチン接種に係る部分がどこまで踏み込んでくるのかということを見定めてやりたいと思います。ただ、今朝ほど、
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金というのが国から確定値みたいなのが下りてきまして、1億8,800万円の内示額でございまして、ちょっとこの
金額そのものをよく精査いたしまして、第3次
地方創生臨時交付金と併せて、どう使い込んでいけるかということを議会と相談して組み立てていきたいと思います。どういう規模になるか、あるいはやるかやらないかについて相談したいと思います。
○議長(
劒持堅吾君)
小川進一君。
◆9番(
小川進一君) ありがとうございました。 第3次
地方創生臨時交付金の使途は、本当に困っている人や企業に有効に使っていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 これで私の質問を終わります。(拍手)
○議長(
劒持堅吾君) この際、しばらく休憩をいたします。約10分間。 休憩 午前10時25分 再開 午前10時34分
○議長(
劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番
溝手宣良君の質問を許します。 2番
溝手宣良君。 〔2番
溝手宣良君 登壇〕
◆2番(
溝手宣良君) 議長より発言の許可をいただきました。
議席番号2番、チームかがやきの溝手です。今議会、
一般質問の
しんがりを務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 大きくは
まちづくりについてということですが、まずは
沿線住民にとって、
利用者にとって、今後の総社市にとって、最大級の関心事である吉備線の
LRT化構想についてお伺いをいたします。 それでは、小項目の1、3
者協議中断までの経緯はどうか、お伺いをいたします。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。 〔市長
片岡聡一君 登壇〕
◎市長(
片岡聡一君)
溝手議員の御質問に
お答えをいたします。 平成30年4月4日、私と
JR西日本の
来島社長と、そして
岡山市長との3
者合意で
LRT化ということが動き出したわけでございますが、本来であればこの4月から、この予算を伴うこの議会にもLRTの
基本計画の
原案作りというものの予算を計上するというつもりでおりましたけれども、議会を前にして、私が
岡山市長と会談をいたしまして、JRの
経営状態が思わしくないので、特に新幹線の業態が異常に悪いと、
コロナでありますからこれはもうほとんど乗っていない車両が走っているような感じのところもあります。3密を避けるというのが国策であって、それともう真っ向反対するということになりますから、大苦戦を
新幹線業務がしておりました。 そういう中で、3
者会談をやりまして、3
者ともに、JRもしかりでありますが、我々総社市も、また岡山市も
税収不足ということがありまして、3者で取りあえずここは中止ではなくて中断をして、そして将来的に1年毎にやるか、再開するかどうか、これを協議しながらやっていこうという経緯に至ったわけであります。3者が仲たがいしたとか、そういうことではなくて、
経済状態が思わしくないためにという理由でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 今の経緯は初日の名
木田議員、昨日の
小西利一議員の御質問のときと同じ内容であったろうと思うんですけれど、確認のために改めてさせていただきました。 次、②ですが、この3
者協議、この主導権はどこにあるのかということなんですけれど、ちょっと一旦戻るというか、要はこの
構想自体、もともと、本当のもともとです、どこが望んでこうなったのか。これが
JR西日本なのか岡山市なのか総社市なのかということなんですけど、そうやって普通に問うたらそれぞれがということになるんだと思うんですけれど、もっと踏み込んで、要は乗客数が少なく赤字なのでどうにか収益率を上げるために
JR西日本が提案してきたのか、それとも三門駅近くの交差点の問題を解消したいがために岡山市が積極的に進めているのか、それとも総社市なのか、そのあたりまで踏み込んで
お答えをいただけるとありがたいのですが、いかがしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 我が総社市も漠として、願いとして吉備線をどうにかしたい。
桃太郎線をどうにかしたいと、そういう願望が、私が市長になる以前からあったわけでございます。一方、岡山市も
岡山-総社間、特に岡山市分を走る部分についてはどうにか改善をしたいという漠たる思いがありました。そこで、やはり正面切って言うのなら、
JR西日本という会社は、そうはいいましても
公共性、
地域住民が望むものに対して応えるべきカンパニーだという自負心を持っておられました。それは本音はどうなんですかと言えば、収益を上げたいと、これは当然あると、
営利企業でありますから。ただ根底に宿っているのは、公共に資するものについては協力を惜しまないという精神が
JR西日本にはございました。
JR西日本が最初に、この3体の中では会社の中で
LRT化というのをうたい始めたという理由もありましたけれども、私は
公共性を重視する会社がゆえにこの3
者協議が合意が成り立ったというふうに認識いたしております。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君)
JR西日本さんが非常に
公共性を持った会社で、どうにか地域に対して貢献したいという、そういう自負を持っているすばらしい企業であると、協力を惜しまないという体制であるという心強い御答弁をいただきましたので、非常に安心をしておるところなんですけれど、その
公共性というところなんですけど、要は、今までにも
LRT化構想があって、
地元住民とかに説明会とかがあったので、ある程度公開されている資料ではありますけれど、例えば、今現在の気動車での車両ですと2両で定員が240人、ピーク時だと4両編成になるので定員は480人。でも
LRT化をするとここは155人になります。すると、当然積み残しが
単純計算で325人程度は出ると。その分を増便して補うということなんですけれど、1時間に2本走っていたものが4本になっても、
単純計算すると155人掛ける4本が620人、480人掛ける2だと960人なので遠く及ばなくて、積み残しという課題がもうものすごく明確にある。増便しても解消しないという気がするんです。 また、この平成31年4月調査の、
岡山着7時から9時の間の吉備線の
乗車人員調べによると、その中で一番少ない7時2分
岡山着の便でさえ、服部駅の時点で121人が乗車しており、一番多い7時47分
岡山着便だと、同じく服部駅の時点で305人乗車ということですから、
岡山市内の駅に吉備線が着いたときには、当然ですけど乗れないということになろうかと思います。 それで、増便をすると何とか総社市から乗車する人は何とかなるかもしれません。けれど、もう
岡山市内の駅からだと間違いなく、いわゆる高松発、
高松止めですね、あれでないと乗れないという気がいたします。しかも今回のこの
ウイルス感染症騒動を受けまして、今後は車内でもソーシャルディスタンスの確保というものが求められてくることでもありましょうし、これで本当に
利便性が上がるのか、ちょっと甚だ疑問なんです。この疑問がどうしても解消されないんですけど、そのあたりのことも含めてこの
LRT化というのが本当に
利便性があるのか、市長のちょっとお考えをお聞かせいただきたいんですけれど。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) これからたたき台を作ろうということで、今中断をしたわけでございます。このこと以上に、値段、運賃ですね。それから、そもそも時間、
岡山発総社、
総社発岡山のその時間。それから、さっき言った車両数及び増便数、これはこれから話し合って
利便性が追求できるかできないか。そしてまた、我慢するところも出てくるかもしれませんし、そういった総合的な原案というものを4月から作ろうということを目指しておったところでございますので、議員がお尋ねの御意見というのは、それを聞いた上で、その原案に付け足して案として盛り込んでいけるものは行きたいと。JR側にどこまで譲歩できるのか、どこまでできるのかということは、これから詰めた話としてやっていくべきだというふうに思っております。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 承知しました。
LRT化が持つ不安点や疑問点、当然初期投資の額であるとか、これからずっとかかるランニングコストの負担等のことも考えて、今後もしっかり岡山市さんや
JR西日本さんと対等の立場で交渉をしていってほしいと思います。 次、③なんですけれど、最終的なゴールはどこかということです。今の答弁でも多少かぶるのかもしれませんけれど、要はこの
LRT化構想における成功とは一体何なのでしょうか。
LRT化というものがものすごく前に出てるんですけれど、
LRT化がなされれば成功なのでしょうか。それともあくまでそれはきっかけにすぎず、先があるのでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) これは、総社市全体がよくなる、それに寄与するということがLRTの目的だと思います。LRTが走ることによって、川西がよくなる。LRTが走ることによって昭和の明るさが増していくみたいな、その地域全体の力が上がっていく、その一助になればというふうに思います。 昔の
まちづくりで言いますと、横浜から、もう誰も乗っていない、田んぼだらけのところを走って、大丈夫なのかといったところに新たなまちができてきて、その周辺が人口がどんどんどんどん増えていった。私たちはやはり総社市全体が、昨日の質問にもありましたけれども、増えているところがどんどん増えて、減っているところはどんどん減っていく。この
まちづくりはやっぱりやり方としてはまずいというふうに思うんですよ。だけど、
まちづくりの根本として、増えているところがない市というのは全体が減る一方です。やっぱり増えているところの得意分野を増していくと、それが周辺に影響していく。増えていってる場所もないのに周辺が盛り上がることはまずあり得ませんから、このLRTを中心として、中心部あるいは沿線が人口が増え、企業が増え、新しい
まちづくりがあり、じゃあもうこの辺は住むところがなくなったから昭和に移り住もうかと、あるいは川西に波及していこうかと。川西も企業がLRTがあるから便利だから来ようじゃないかみたいな全市的な波及効果を目指していくべきものだと思っております。 ですから、私はずっと議会答弁で申し上げておりましたけれども、これをコンパクトシティーだというふうには思っておりません。この駅を中心に川西にどうつなぎ合わせていくか、雪舟くんシステムなのか、何になるかみたいなものも含めて、LRTがあることによって、市全体が盛り上がっていく、これは難しいですよ。でもできないと言ったらできません、できないと言ったらもう無理です。だけど、総社市が、やっぱり得意分野、伸びていく地域があってからこそ周辺に及ぼす力というのが盛り上がってくる。それを目指して私はやっていきたいと思っております。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 当然、総社市全体を考えてのこと、それは分かるんですけれど、それでも
LRT化が絶対条件なのかなというところに疑問を持つので、その次に進みますが、④、その他の考え方や可能性はないのでしょうかということなんですけれど、沿線であったり、その周りへの波及効果であったりする場合でも、それは
LRT化をしなければならないというものではないような気がするんです。 例えば、
LRT化はせずに電化だけするであるとか、今はディーゼル気動車ですから、ディーゼル以外の動力で動かす気動車に変更するとか、そういったことも十分考えられるのではないかと思うんです。と申しますのも、昨年の10月6日ではありますが、JR東日本さんと日立製作所、トヨタ自動車、この3者が連名で、水素を燃料とする燃料電池と蓄電池を電源とするハイブリッドシステムを搭載した試験車両、FV-E911系というものを連携して開発することに合意したとの発表もありました。 要は、今は時間が中断して、3
者協議が中断して、一見すると頓挫したイメージですが、頓挫じゃないのはわかってますよ、イメージの話です。この間にも実際には新しい車両の開発が進み、画期的な気動車が現れるかもしれません。また、先ほどから申しておりますけど、
利便性の向上、
利便性の向上というものを考えたときに、何か間もなく実施されるというふうにちょっと聞いたんですけど、そのダイヤ改正で岡山発の時間を30分ごとに固定するとか、そういった話をちょっと聞きましたが、たしか吉備線の話だったと思うんで、もしかしたら違う線の話かもしれませんけど、間違えてたらすみません。 そうやって、要は間隔が短くなるのも便利な気はしますけど、何も考えんでも、いっつもここの駅は何分にどっちへ行く分は走ってますよ、何分にここに行けばいいんですよというのがいっつもきっちり分かっているというのはかなり便利だと思うんです、一々時刻表を確認しなくて済みますから。そういったことも考えられると思います。そういった事例も踏まえまして、それでももうどうしても
LRT化しなければならない。もう
LRT化ありきで今後もこの3
者協議は展開されていくのでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 車両がどうなるかというのは、これは将来分かりません。もっといい車両ができるかもしれません。安いかもしれません。そしたら、それのほうがいいじゃないですか。それはもう全然大丈夫です。ただ、これを伯備線とひっつけようとか、井原線とひっつけようとか、そういう議論に立ち返っては駄目ですよと。
桃太郎線の線路の中でLRTを基軸として改善できるものは改善していこうと、そういう考えでいいんじゃないですか。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) また過去へ戻るのではなく、先を見据えていこうと、ちょっと僕はよく理解できなかったんですけれど、井原線と連結したらいけないんですか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) もう合意して、吉備線、LRTとして岡山市もJRもその線で調整していこうということで、これをまた井原線と連結しますと総社が言い始めて、それはやっぱりもう合意事項には入らないと思います。これを言い出すと、じゃあもう何にもできませんということになりますから、そろそろまとめ上げるということをしていく中で、よその線路とどうのこうのというのは、もはやないと理解していただきたいと思います。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 承知いたしました。 私も別に井原線とつなげるのが得策とはもちろん思ってませんし、もちろんと言っていいのかどうか、今ちょっと失礼しました。 どうしても
LRT化というものが、僕一番ネックに思っているのは、155人の定員なんですけれど、積み残しの問題なんですけど、基本、3
者合意が
LRT化で合意しているのだから、分かるんですけれど、今後の展開をよく見据えて、今回のこの
ウイルス感染症騒動でお客さんが激減して、
経営状態がよくない
JR西日本に限らず、鉄道、そのほかの交通機関そうでしょうけれど、在り方を再検討しているところだと思いますので、結局その
事業者として幾ら
公共性を持って云々と言っても、ずっと大赤字を出してたんじゃあ当然成り立たないわけですし、
自治体としてもそれで公共交通がなくなることになると困るわけですから、当然、収益を上げていくということをしっかり考えていかなければならないと思います。ですから、
LRT化することが本当に最善の収益が上がる話なのであれば、そのまま進んでいいと思うんですけど、そこに僕はもう一考の余地があるのではないかと思っております。 ⑤に移ります。
桃太郎線としての将来性はどうかですが、ずっと僕吉備線と申し上げているのに、ここではあえて愛称の
桃太郎線を使っております。と申しますのも、今後の議論次第なのは、今のこの議会でのこの議論でもそうであるというふうに承知はしておりますが、要は
LRT化が
利便性ばかりが強調されているなあというような気がいたします。せっかく桃太郎伝説発祥の地ということで、日本遺産に認定された数々の遺跡等のすぐ傍らを走る吉備線に、
桃太郎線という愛称までつけられているのに、もっともっと観光の目玉として考えを巡らせてはどうでしょうかというふうに思います。今の段階で聞こえてくる
LRT化の議論だと、観光目的にはあまりなっていないので、これはもったいないという気もいたします。 それと、総社市民の皆さん全員がどう思っていらっしゃるかというのは私も存じませんが、少なくとも鬼ノ城の麓、阿曽小学校区で生まれ育った私にとりまして、桃太郎、つまりは吉備津彦命ということになりますが、この吉備津彦命は、いきなりやってきて、温羅をやっつけていい気になって英雄面をしていると。私たちの祖先の平穏な日々を奪っていった悪
者とも取れるんです。昔から勝てば官軍、負ければ賊軍と申しますように、勝った者が歴史をつくるので、桃太郎は当然英雄なんですけれど、桃太郎伝説にはそういう裏があるんだよということと、この鬼と称された温羅とを掛け合わせて桃太郎温羅伝説としてアピールし、しっかり観光客を誘致し、例えば、合わせて総社市に入ったら吉備線が愛称が
桃太郎線ではなく、例えばですよ、鬼ノ城線になるとか、温羅線になるとか、そういったことも考えて、アイデアを巡らせて、観光客を増やせばこの吉備線の
利用者も増え、これはJRにとっても決して悪くない話になるのではないでしょうか。 また、古いものを新しいものに変える、これは本当によいことなのでしょうか。私は今現在のこの吉備線のディーゼル気動車のあの音、動きの遅さ、これ大好きです。近い将来、恐らくですけれど、これだけSDGsが声高に叫ばれてますし、恐らくですけど、逆にディーゼル気道車のほうが本当に珍しくなってしまって、乗りたくても乗れない。それが実は吉備線に来たら乗れるがというような新たな、いつでもノスタルジックに浸れる新たなローカル路線として注目を浴びる可能性すらあるのではないでしょうか。ほかにも、いわゆる映画やドラマの撮影、こういったときに過去のシーンを振り返るといったようなシーンがあろうかと思いますけど、こういったときに今の車両のほうが実は需要があるのではないでしょうか。 もう一つ、一部でマナーの悪い人がいて物議を醸したりしますけれど、いわゆる撮り鉄、こういった方々にとっても、乗り鉄も含めてそうですけれど、こういった方々にとっても消えゆくディーゼル気動車がここは走っているよというのは、ある意味非常に重要な路線になるのではないでしょうか。 今私がここで申し上げたことは、確かに私が今勝手に思っている絵空事ではありますけれど、
LRT化のみに突っ走らず、ぜひ、せっかく3
者協議が中断したんですから、せっかく、あえてせっかくと申します。ふだんから市長がおっしゃる、ピンチをチャンスにする、この絶好の機会なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) ピンチをチャンスに変えていきましょう。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) いや、それだけですか、もうちょっと何かないですか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 観光を考えてまいりましょう、本当に。これは今サイクリングのまち総社ということを標榜して、まずサイクリング、自転車から駅から駅、あるいは観光地に、鬼ノ城いいじゃないですか、砂川公園いいじゃないですか。そういうふうに、巡り巡っていけるような仕組みを作ろうじゃありませんか。それはピンチをチャンスということだと思いますよ。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) よろしくお願いいたします。 では、次に移ります。 2番です。市街化について。 先ほどまでの話と大いにかぶるのですが、まず①、既存の総社駅、東総社駅、服部駅の周辺は今後どうなるのでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) ここがLRTの原点にもなるんですが、岡山から総社の間で20㎞ですよ、延長20㎞、総社分が6㎞です。足守を過ぎて総社域に入って総社駅までが6㎞。問題は、その6㎞のうち4㎞の沿線が調整です、市街化調整区域。この市街化調整区域を新たな市街化に編入するということを目標としながら、これは非常に土地論議は難しいですけれども、願わくばこの沿線の農振の部分については、新たな都市化ということを夢見てやるべきだというふうに思います。 卵が先か鶏が先かということになると思いますけれども、もしLRTができたときに総社の引きの部分というのはものすごく強くなります。私は3
者合意をした後に、ハウスメーカーの社長級が何人来たと思いますか。これはもう片手じゃ足りないぐらい、いろんなメーカーさんが来ました。その関心事は新しい駅はどこにできるんですか、あるいは市街化になるんですか、住宅用の市街化やらないんですか、そういう問いかけです。 ですから、この
LRT化というニュースはその農振の4㎞の沿線の部分の開発というのがかかってます。ここが本当に市街化になって、企業が来、あるいは住宅が建つことによって総社市は変わります、明らかに変わっていくと思います。その中で、全市的にその波及効果が得られ、税収が上がり、その税収を全域に使っていける、そういうスパイラルを作るというのがやはり大事なことだと思います。私は立地適正化計画をやってますけれども、その立適は守っていかなければなりませんけれども、その沿線については地元の同意を得ながら、例えば県立大学の前であるとか、服部駅の周辺であるとか、市街化編入を目指して新たな
まちづくりをしていくというのが我々の目的だと思っております。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 今のその市街化調整区域、農振がかかっているところとかの開発は分かるんですけど、総社駅の周りとかはどうなるんですか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 総社駅は、どうですかね、我々の一番のウイークポイントであります。総社駅前の開発というのは、私は今の段階で公費を使って開発するものではないだろうと。民間の方々の御協力をいただきながら、それこそ引きの強い総社をつくって、総社の駅前に立地していただくべきものを招いていくというのが今の総社市の財政の中で考えられる方法であろうかと思います。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 同じように聞きますけど、東総社駅の周りはどうなのですか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) これは中西参与にちょっと最後の答弁を振りますが、議会でもこれを軌道式にするのか道路上に、軌道ではなくてバスみたいにしていくのかという検査、調査をやったところでありますが、その結果についてちょっと答弁させていただきます。
○議長(
劒持堅吾君)
建設部参与。
◎
建設部参与(中西輝君) 命によりまして、私のほうから答弁させていただきます。 東総社駅付近の
まちづくりといいますか、今後ですが、今
LRT化を考える中で、鉄道法でいくのがいいのか軌道法でいいのか、そういうこともいろいろ含めながら、道路整備も含めて考えておるところです。東総社駅付近で言いますと、特にやはりどうしても鉄道の定めとして南北のまちが分断されている。そして、狭い踏切が多いというふうに認識しておりますので、その構造の
利便性の確保というのが今後東総社駅周辺での課題ではないかと考えております。 以上でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 承知をいたしました。 それでは、2に移ります。 足守駅、服部駅間に新駅を設置する計画はどうかということなんですけれど、これも
LRT化に伴っての話だと思うんですけれど、今現在もGLP、グローバル・ロジステック・プロパティーズや日本郵便がありまして、足守駅と服部駅のちょうど中間辺りにあるので、吉備線を利用して通勤されている方が不便な思いをされているようです。今後、それらの北側に当たる西阿曽地域にも、また通称未来法を利用して企業を誘致していくという中で、さらに需要は高まるものと見込まれますが、具体的なお考えがあればお聞かせをください。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) この部分については、LRTの一番大事なポイントになるかと思います。GLPがあり、GLPが2棟、近々にはそのフロントヤードにもう1棟建設が始まります。これ規模がGLPの、2棟建ってますが、あの1棟分の半分ぐらいな大きさのものが、インターチェンジからすぐ真下に見える形で建設が始まっていきます。さらにJPの裏にコアテックさんが開発をかけてきます。そして、前田物流も阿曽の地内にでき、もう5社ほどできてくる可能性を持っております。 とすれば、県立大学とも合わせて、かなりの人口がその部分に集積をするということに、今でもそうですけれども、なってまいりますので、足守駅と服部駅の間に新駅を建設したいと思っております。この新駅をGLP側にもっと東に寄せるのか、あるいは土手の下なのか、高架駅なのか下の駅なのか、経費もあることでございますので、
地域住民の方々ともよく相談をしながら新駅はつくっていきたいと思います。理想を言えばですけれども、できればネーミングライツ方式で、できればです、そういう趣旨の新しい駅にしたいというふうに思っております。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) そこに新駅ができるとした場合に、ネーミングライツを利用してというのも僕は賛成ですし、いいと思うんですけれど、これが要は
LRT化がなされようがなされまいが、この未来法による企業誘致というのは進んでいくんだと思うんです。そうすると、
LRT化じゃない、この協議が中断したままでも新駅は作られる予定ですか。それとももう
LRT化しなければ新駅は作れない、作らないということになりましょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) これはこの新駅の話は
LRT化の合意事項の中での話でございます。ですから、
桃太郎線に新たな駅ができてくるというお話とは全く別のものであります。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) ということは、今後企業が増えても
LRT化がなされないと駅が増えない。だから、先ほど僕が申し上げたように、
LRT化以外の道があるんじゃないかといって申し上げましたけど、その
LRT化以外の道として吉備線が生き残るということになったとしても、駅はできない。それを今後も検討はしないということでよろしいですか、もう一度お伺いします。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) それはまた考えればいいです、そんな怒ったようなことを言わないで、それは地域の方々とよく相談をしながら、吉備線に新たな駅を造るというのはまた別次元の問題でございますので、それは要望があれば検討すればいいしという話だと理解いたしております。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 市長、私かんかんがくがくと議論をするつもりはありますけど、けんけんごうごうとするつもりは全くございませんので、安心して御答弁いただきたいと思います。 それでは、次です。 ③県立大学周辺についてをお伺いいたします。 これも先ほどの市長の御答弁にもあったのでかぶってはいますけれど、今後辺りの農振を除外していって、市街化をしていくんだという方針でありますが、これもだからすみません、これが吉備線が
LRT化されようがされまいが、あそこは市街化で進めていくという話なのか。もし吉備線の
LRT化がなされなければなくなってしまう話なのか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) これはLRTと関係なく、卵が先か鶏が先かという話を言いましたけれども、LRTができるとすれば、本当にこの県立大学の前が新たな市街化に参入したときにはものすごい戦力になると思います。LRTが今遅れておりますけれども、その話とは別に、県立大学の前は市街化にしていくということで話を進めてまいりたいと思います。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 県立大学周辺は
LRT化に関係なく開発できるようにしていくということで、では、具体的にどのようなまちをそこにつくっていくのか。要は住宅がたくさん建つことを目指すのか、それとも商業施設が建つことを目指すのか、そういった辺を教えていただきたいと思います。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) まだ分かりません。分かりませんけど、ちょっと中西参与、県から来られてますけれども、今の段階のことを答えてもらいますが、私はやはり県は住宅用市街化と言うはずです。しかし、そうはいいましても、そのエリアの中に幾らかは夢や希望がある商店舗、そういうものが180号バイパスの沿線にもなるわけでございますから、夢や希望を与えるものはあったほうがいいのではないかというふうに思っております。それらをどこまで県が聞いてくれるかは分かりません。分かりませんけれども、ただただ家だけの開発、住宅用の市街化編入というものだけでは、総社の将来というのは発展性がちょっとダウンするかなというふうに思います。
○議長(
劒持堅吾君)
建設部参与。
◎
建設部参与(中西輝君) 命によりまして私のほうから
お答えをさせていただきます。 県立大学周辺の
まちづくりについてですが、今現在、総社市内の市街化区域というのが結構飽和状態にあるということもありまして、新たな市街化区域をつくりたいということで県立大学周辺の開発を検討しているところでございます。したがいまして、基本的には市長が申し上げましたとおり、住宅をメインとした
まちづくりを基本としますが、やはり総社市の東の玄関口として
まちづくりを進めていきたいと思いますので、一定規模の商業施設も必要じゃないかと考えております。ここにつきましては、今後また県のほうとも調整しながら、我々の求める
まちづくりを進めていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 承知をいたしました。よろしくお願いいたします。 それでは、4に移ります。 これ今後の方針はどうかということなんですが、今の総社市は市長をはじめ、職員の方々の御尽力により全国的にも珍しく人口が増えています。増えていますが、その人口は市中心部に偏り、周辺は人口が現在も着実に減少をしております。このままでは周辺部は空き家と耕作放棄地がますます増えます。 一方、中心部も商店街周辺などで見られますけれど、空き家が目立ちます。では、空き家が目立っているのに何ゆえ人口が増えているのかと言えば、田んぼの中に新築住宅が建っているからです。これでは将来的な空き家を増やすばかりのような気がします。何とか現在の空き家を利活用したり、解体して更地にして宅地として売り出す等をしないと歯止めがきかなくなるのではないかなという心配をしております。 できれば今既にある宅地に新築をしてほしいし、同じ新築が増えるなら、中心部ではなく周辺部にも来てほしいというのは思っております。それこそ昨日の
小西利一議員の質問でも、幼稚園の新たな入園者が1人とか、そういったような地域の方々にとって非常に切実な問題ではないかと思いますが、そこで、何か空き家を減らすような方策をとるとか、そういった今後の方針があればお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 実は、不肖、私が全国空き家対策推進協議会の会長なんです。もう本当に全国の方に総社市がモデルを示さないといけないというふうに思っていながら、なかなか示せてないのが現状ですけど、ちなみに、空き家協議会、何をしているのかということなんですが、もう全然前向きではなくて、国が作る空家等対策の推進に関する特別措置法というのがありまして、その中に行政代執行というのがあるんです。よく通学路に朽ち果てた家がもたれかかっていて、それを倒したいけれども所有者が複数いて、相続ができていなくてなかなか当事者というのがいないと。それで、これを代執行するかどうか。やればいいという権利が市に来たんですが、これはもう後々の訴訟になっていくんで、どの市もやりたがらない。だから空き家が道路のど真ん中に倒れるまで待っとけみたいな。それを何とかしませんかという法改正の提言を行うみたいなことで、必ずしもその空き家の利活用という部分を論じ合ってる集団になり切れないというところがあります。 これも仕方がないんです。法改正のための理論武装みたいなことを全国空き家対策推進協議会はやる。特に京都で起こっている、何か長屋の中に1軒あって、その1軒が残っているけれども、行政代執行してもいいということを書き込んでくれとか、そういうようなことをやるんですけれども、これから我々は、やっぱり
コロナで、何も東京に住まなくてもいいと。大阪に住まなくてもいいと、大都市に住まなくてもいいという時代の受皿として、我々総社市の空き家がその受皿たるものになるように、そういう政策をこれから作っていこうというふうに思っております。 実際に夢物語ばかり言ってもしょうがないです。もう何かのボタンを押したら空き家が100軒埋まったみたいなことではなくて、この空き家はやっぱりやってみて、東京から来た人、近畿から来た人を一軒一軒お連れして、どうですか、こうですかと言いながら、一つずつまとめ上げていくということを、これから地道に丁寧にやっていくということが、もう空き家の遠回りだけれども最短距離だというふうに思ってこれからもやっていきたいと思っております。 ちなみに、
担当部長が去年空き家が、少ないと思いますよ、少ないけれども、実際そうやってマッチングして空き家に移り住んだ実態数、去年、一昨年ぐらいの数値をちょっと御説明したいと思います。
○議長(
劒持堅吾君)
総合政策部長。
◎
総合政策部長(脇奈七君) 命により私のほうから
お答えをさせていただきます。 空き家の利活用に関しましては、総社市の空き家バンク、総社空き家百選として取り組んでおります。こちらにつきまして、現在87軒の登録をいただいておりまして、そのうち32軒が成約しております。また、この空き家バンク以外にも、取引に関して登録外でも対応しておりまして、それも含めますと空き家の成約数は49軒となっております。 以上でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 承知いたしました。 空き家は本当、問題ですし、特措法でいきなり行政代執行しなくても特措法を適用して固定資産税の6分の1の減免がなくなるだけでもちょっとは効果があるのかなとは思ったりしますけど、それは今後も引き続き御検討、いろいろな対策、よろしくお願いいたします。 それでは、中項目の最後、環境問題に移ります。 まず、①山肌にソーラーパネルを設置する際の規制はどうなったかですが、以前に私がここで同様の質問をさせていただいた際に、まま前向きな御答弁だったと記憶をしておりますので、改めてちょっとお伺いをいたします。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) この制度については、
担当部長のほうから、今、我が市は条例化しておりませんけれど、県との絡みがどうなっているかについて、もういよいよ最後の答弁になると思います。
○議長(
劒持堅吾君)
環境水道部長。
◎
環境水道部長(
川原玲子君) 命によりまして、私のほうから御答弁させていただきます。 以前、
溝手議員の御質問でも同様の質問をいただいておりまして、市といたしましては、山林におけるソーラーパネルの設置につきましては、御指摘のように土砂災害のおそれや光公害、景観を損なうようなことがある一方、再生エネルギーの活用というメリットがあるというふうに認識をしております。市といたしましては、設置に当たりまして安全性の担保は当然のこととして、さらに
地域住民との適切なコミュニケーションや周辺環境への配慮、事業終了後の速やかな施設撤去等の措置などが必要だと考えております。
令和元年10月に岡山県で太陽光発電施設の安全な導入を促進するための条例が施行されました。その中でも、今申し上げましたような設置者に対してのいろいろな配慮や責務が明示をされております。今後もその条例を生かして、岡山県と連携しながら適正に対応を進めてまいるつもりでございます。 以上でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) 承知をいたしました。よろしくお願いいたします。 続いて、②耕作放棄地の具体的な対策はないかですけれど、この農業後継者の不足が主原因と思われる耕作放棄地が、ここ総社市でも農地のうちの約1割ほどあると。
一般質問初日のあの根馬議員の御質問に対する御答弁でおっしゃってましたが、ここにもこういった耕作放棄地にもソーラーパネルを設置していこうというような動きがあるのは御存じでしょうか。 当然ですけど、このソーラーパネルというのは発電設備ですから、電柱なり電線なりが必要で、いわゆる点在する耕作放棄地の中にソーラーパネルが設置されれば、田んぼの中なのか、あるいはあぜ、あるいは水路辺りに電柱が設置されてしまうというようなおそれもありますし、隣接する田んぼ、田んぼに限らず、畑かもしれませんが、田畑、何らかの影響を受けることでしょう。これは新たな耕作放棄地を誘発しかねないというふうに私は感じております。プラスして、間違いなくこれも景観を損ないます。耕作放棄地対策はもちろん重要なんですが、このことについて御所見をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 私もこの景観を損なうということは、やってはいけないと思います。もう象徴的な場所がソーラーパネルで覆い尽くされているということは、もうふるさとが変わっていくというふうに思えて、非常につらい思いをしております。そういう中で、やっぱり県の条例と連動しながら、やはりきちっと気をつけてやってもらわないと、私は困るという考え方を持っております。 その上で、やはり耕作放棄地といえどももともとはちゃんとした農業ができていたところで、所有者ももともとはいたわけでありまして、中間管理機構なども駆使して、本来のあるべき姿に戻すべきだというふうに私は思っております。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) この耕作放棄地にソーラーパネルを設置する問題についても、本当に様々な考え方がございまして、ソーラーパネルを設置したその下で、光量があまりなくても栽培のできるものを栽培して、農地は農地として利用しながら、その上でソーラーパネルで発電するといったようなことが推奨までいかないにしても、あったりするんですけれど、本当に周りの方々への影響、農業従事者の方々への影響というものが計り知れないので、慎重にあるべきだと思います。どうぞこれからもよく注視していただきたいと思います。 では、いよいよオーラス、③に移ります。 この悪質な野焼きに対してどのような対応をしているのかということなんですけれど、先月、東阿曽で林野火災があり、幸いにも大規模には至りませんでしたが、これはほぼ同じ場所で3度目の出火でした。原因はそれこそ山肌にソーラーパネルを設置している、そこでの野焼きであり、3度とも同じ
事業者であると私は認識をしております。 私は、その農業従事者がやむを得ず行う野焼きであったり、とんど焼きのような宗教的といいますか、伝統的な地域の行事の一環として行われる野焼き、こういったものは問題ないと思ってますし、また河川の土手であったりをその地域の方々が管理のために草刈りをしたり、雑木があれば伐倒したり、そういった際にされる野焼きというものも私は許されるべきだと思っております。 が、この自己都合による野焼きというのは決して許されるべきではないと、このように思っております。中には家庭ごみを平気で焼いている人もいます。これではこの
ごみ袋を有料化し、変動相場制までしてごみが減少、先ほど小川議員の質問でもありましたけれど、このごみ問題、実際に即してないという、野焼きがあっちこっちで行われていれば、このコストがかかるから、先ほどコストがかかっている部分も周知して、ごみを減らしましょうという運動をするということでしたけれど、これでまたさらに野焼きをもし誘発したら、それこそまた本末転倒ということになりますし、これはゆゆしき問題だと思っています。 つい最近、足利市で9日間にわたって燃え続けた大規模林野火災は当然皆さん御承知でしょうし、ちょっと前に糸魚川で大規模な集落火災もありました。こういったことがありましたし、平成14年4月には、これもまた阿曽なんですけど、久米大池のところから広がった林野火災、同年秋にもまた鬼ノ城の登山道付近から出火した林野火災がありまして、どちらも私は消防団員として出動し、実際にその山火事、林野火災の怖さを身をもって経験している私としては、いわゆる悪質な野焼きというものがちょっと看過できません。林野火災に限らず、火災というのは本当に恐ろしいものです。そのきっかけにもなる、先ほどから申し上げるこの悪質な野焼きについては、厳しく取り締まられてしかるべきと思いますが、総社市ではどのように対応をされているのでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(
劒持堅吾君) 市長。
◎市長(
片岡聡一君) 議員おっしゃるように、許されている野焼きがございます。それ以外の悪質なものについては、もう警察と連携を取りながら厳しく対応していくということをこれからやりたいと思います。 現時点でどうなっているかについては、
担当部長から概要を説明させていただきます。
○議長(
劒持堅吾君)
環境水道部長。
◎
環境水道部長(
川原玲子君) 命によりまして、私のほうから
お答えさせていただきます。 市に野焼きについての通報が入ることはよくございます。ほぼ毎日のようにあったりすることもあります。その場合は、速やかに現場を確認し、場合によっては警察に通報をしております。 野焼きに関しましては、
廃棄物の処理及び清掃に関する法律により禁止をされており、これに抵触した場合、5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金、さらにはこれらの併科という厳しい罰則が設けられております。周辺地域の生活環境を著しく侵害するような悪質な野焼き行為や火災につながりかねない危険な野焼き行為、また市からの改善指導に従わないような悪質なケースが生じた場合には、先ほどの法律に基づき警察と連携を図りながら厳正な対応をこれからも図ってまいります。 以上です。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) これはぜひともよろしくお願いいたします。 その一方で、どうしても農業で仕方なく焼いている部分でも、よく苦情の問合せはあると思うんですけれど、ここは明確に線引きというか、この方々はこうこう理由でしているから許されているんだよとか、その河川の管理をするときの野焼きでも、先日も実は西阿曽で区長さんとか副区長さんとか、土木担当員さんとか、一緒に僕も出て血吸川の土手の野焼きをしたんですけれど、その際も消防署には火災類推行為をしますということをちゃんと申し上げて、その上で私の軽トラックにローリータンクを積んで、300リットルの水を用意し、さらにエンジンポンプでいつでも放水できるような状態にして行いました。実際、野焼きの後にはちゃんとそこに放水をしました。 そのようにちゃんと管理されてる部分はいいと思うんですけれど、やはり火災を起こしかねない場合は、厳しく対処していただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
川原部長におかれましては、御退任前の最後の議会に真摯に御答弁をいただきましてありがとうございました。また、中西参与におかれましても、同様にありがとうございました。今後ますますの御活躍を祈念いたしますとともに、これからも総社市のことを気にかけていただき、できればアドバイス等をいただければ幸甚でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 最後に、今世界中がCOVID-19感染症に右往左往しており、まさに危機と言える状態に日本もありますが、皇嗣殿下、いわゆる秋篠宮殿下ですね、皇嗣殿下は、
コロナという社名や、会社名ですね、商品名もあり、そういったところに悪影響が及んではならないという御意思から、WHOが正式に命名したCOVID-19ですけど、COVID-19という表現を必ずされていらっしゃいます。 今上陛下、今の天皇陛下です、今上陛下は、日本政府がWHOの発表前に新型
コロナウイルス感染症と正式に発表したことから、新型
コロナウイルス感染症と表現されていらっしゃいます。ですから、COVID-19でも新型
コロナウイルス感染症でもどちらでもよいとは思いますが、短縮に短縮を重ねた
コロナという表現は、私はいささかどうなのかなというふうに思っております。ましてや、抜群の発言力、発信力をお持ちの市長が、公の場であまり
コロナ、
コロナと連発するのは、ちょっと不適切なのかなというふうに思っております。もちろん私たちも気をつけなければなりません。 さらに、人間である以上、誰でもミスをすることもありますし、ついうっかり失言してしまったり、過ちを犯してしまうこともあるでしょう。それをまるで鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てる。子が1巡目に積もる前にターチャの捨て牌でホウラしたような人と表現しますけれど、ああいったことはよくないと思いますけれど、気をつけていただきたいと思います。 今議会中にもちょっと聞かれたんですけれど、
コロナというワードにかかわらず、限らず、あまりふさわしくない表現がちょっと聞かれましたので、もちろん私も含めてですけれど、発言によって傷つく方がいらっしゃるんだということをちょっと強く認識していただきたいと思うんですが、ちょっといかがでしょうか。
○議長(
劒持堅吾君) 答弁しますか。 市長。
◎市長(
片岡聡一君) それは分かりました。
コロナは
コロナでございますが、これを何というんですかね。 (「新型
コロナウイルス感染症」と呼ぶ者あり)
◎市長(
片岡聡一君) (続)そうですね、ちょっと参考にさせていただきたいと思いますけど、私は、それは大事なことですけど、言い方がどうのというよりも、何をどう政策で市民を守っていくかというほうが重きを置くべき課題であろうかと思いますが、気をつけてまいります。
○議長(
劒持堅吾君)
溝手宣良君。
◆2番(
溝手宣良君) すみません。最後はお願いなので、それは新型
コロナウイルス感染症というのが長いから短縮して言うんだと言われれば、それはそれでよろしいですけれど、私が申し上げているのは、新型
コロナウイルス感染症だけに限らず、不適切な発言があったような気がいたしましたので、ワードとして、それをちょっと気をつけていただきたいと。もちろんそれは実は議員の側にもあったんですけれど、ちょっと気をつけていただきたいと思います。 最後、ちょっと変な形になりまして申し訳なかったですけれど、この新型
コロナウイルス感染症によりますこの混乱が一刻も早く収まり、元の生活環境に皆様が戻れることを心より祈念をいたしまして、私の
一般質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(
劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。 休憩 午前11時37分 再開 午前11時46分
○議長(
劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これをもって、
一般質問を終結いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第2 諸
議案質疑
○議長(
劒持堅吾君) 次に、日程第2、報告第1号、報告第2号、承認第1号、議案第3号から議案第35号まで、同意第1号、同意第2号及び意見第1号、意見第2号に対する質疑に入ります。 まず、報告第1号、報告第2号の2件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) これをもって、これら2件に対する質疑を終結いたします。 次に、承認第1号の質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) これをもって、本件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第3号から議案第24号までの22件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) これをもって、これら22件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第25号の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許可します。 では、7番岡崎亨一君の発言を許します。 7番岡崎亨一君。 〔7番 岡崎亨一君 登壇〕
◆7番(岡崎亨一君) 通告に従いまして質疑をさせていただきます。 議案第25号 令和3年度総社市一般会計予算、歳出、第10款教育費、第1項教育総務費、第3目教育振興費、岡山県子ども見守り防犯カメラ設置支援事業補助金が40万円となっているが、県事業での補助金上限額が1台につき10万円であるので4台なのか。 2項目め、4台の防犯カメラはどの学校の通学路に設置するのか。 3項目め、岡山県の予算にも限りがあることなので、4台設置ということは、本市の割当てが4台ということか。 続きまして、歳出、第10款教育費、第6項保健体育費、第2目学校給食費。一つ目、学校給食費公会計事業は、令和4年度から開始できるのか。 二つ目、事務局の体制として増員は考えているのか。 以上でございます。
○議長(
劒持堅吾君)
教育部長。
◎
教育部長(服部浩二君) 議案第25号 令和3年度総社市一般会計予算。歳出、第10款教育費、第1項教育総務費、第3目教育振興費につきまして、岡崎議員からの御質疑に
お答えいたします。 まず、岡山県子ども見守り防犯カメラ設置支援事業を利用しての設置台数についてでございますが、同事業の補助率は事業費の3分の1、1台の上限が10万円でございますので、4台分を見込んでおります。 次に、この4台の設置箇所でございますけれども、令和3年度で予定しております学校区、設置場所につきましては、現時点では未定でございます。本年度、令和2年度では15小学校区のうち8小学校区からの設置の要望があり、8台のカメラを設置することができました。残りの7小学校区につきましても、県の事業が継続されます令和5年度までに必要な箇所への設置を進めてまいりたいと考えております。 3点目、次に本市の割当てが4台ということなのかということでございます。岡山県の予算も台数に限りがあるということで聞いております。本年度では130台分を目安に予算化されておりまして、本年度は全部で161台の申請があったというふうにお聞きしました。また、令和3年度の予算も同程度のものを計画中というふうにお聞きしておりますが、総社市が何台という事前の割当てということはございません。学校からの要望を聞きながら、必要な箇所に早期に設置できるよう、柔軟に検討をしてまいりたいと考えております。 続きまして、第10款教育費、第6項保健体育費、第2目学校給食費についてでございます。 1点目の、学校給食費公会計事業は、令和4年度から開始できるのかということでございますけれども、学校給食は学校が保護者から口座振替又は現金で集金した給食費を取りまとめ、直接学校給食
センターえがおに送金し、それをもって食材の購入調達を行っております。市の会計を通らない、いわゆる私会計、私会計方式で運用しております。これを令和4年度からは市の歳入歳出予算に計上して管理運営する公会計の方式に変更しようとするものでございます。 公会計化するメリットとしましては、学校現場の集金や督促業務の負担軽減、年間予算化による給食の安定供給、これは食材調達の部分でございますが、また保護者にとっては口座振替対象の金融機関の増加による
利便性の向上などが期待されることなどから、できるだけ早期に開始する必要があり、令和4年度からの開始を目標に現在準備作業等に取り組んでおるところでございます。 また、事務局の体制ということでございますけれども、準備期間となります令和3年度では、給食会計システムの導入準備をはじめ、保護者への周知や運用事項の調整決定、あるいは条例、規則の整備などの事務が見込まれております。また、導入以後の運用につきましても、各学校の教職員が行っていた業務を一括して教育委員会事務局が引き受ける形になりますので、業務量の増加は想定されるところでございますが、その内容等十分検討した上で、人員体制について協議をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 8小学校からの要望があり、残りの7校につきましては令和5年度までの県の事業で検討していきたいということと、4台以上の可能性もあるということでございました。 また、給食の公会計事業につきましては、令和3年度にしっかり保護者への周知、また規則そしてシステムを構築してやっていくということで、事務局の体制としても市教委の体制も増員を考えてはいきたいということでございましたので、給食につきましては学校現場の負担がなくなるわけでございますけども、市教委の負担が増えると。だから負担の移動という部分があります。 それと、防犯カメラにつきましては、地域づくり協議会さんとの意見交換会の中でも、なかなか設置をされとるところが認知をされてないという現状がございましたので、よくよくその辺りも地域づくり協議会さんとの周知をお願いしたいところでございます。その点についてもう一度お願いいたします。
○議長(
劒持堅吾君)
教育部長。
◎
教育部長(服部浩二君) ありがとうございます。 まず、学校給食の件でございます。目的、メリットの部分で申し上げましたように、学校現場の負担軽減も当然図られますし、保護者の
利便性の向上にもなると。あと、公平・公正性というものがやはり公会計化されることで成し遂げられると思っております。当然、業務量につきましては、学校現場にあるものを一括して教育委員会側で引き受ける形にはなりますけれども、集中管理、システム化することで今の業務がそっくりそのままということにはならないと思いますし、工夫できる部分につきましては一層のシステムの構築につきまして工夫しまして、いたずらな人員増が必要にならない形で運用していければと考えております。 それから、防犯カメラの件でございます。なかなか地域づくり協議会の地域の皆様にこの制度が周知されていないのではないかということでございます。今申し上げました、主に通学路を中心に教育委員会が設置しようとしておりますこの制度は、実は実施主体が地域、町内会等でもできることになっております。通学路につきましては、集落が少し切れたような場所に主につけていくことが考えられすし、逆に集落の近くであれば地域が主体になってこの制度を利用することもできますので、こういった部分につきましては、地域づくり協議会をはじめ、情報をお伝えしていきたいと思いますし、あと、ここにカメラがありますというのを看板とかを設置して、抑止力につなげるということも事業を進める上で示されておりますので、この点につきましても十分配慮しながら進めていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 市長、どうか市教委の給食の公会計事業、増員を少し考えていただければと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上で、質疑を終わります。
○議長(
劒持堅吾君) 以上で、通告による質疑が終わりました。 他に質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) これをもって、本件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第26号から議案第35号までの10件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) これをもって、これら10件に対する質疑を終結いたします。 次に、同意第1号及び同意第2号の2件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) これをもって、これら2件に対する質疑を終結いたします。 次に、意見第1号及び意見第2号の2件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) これをもって、これら2件に対する質疑を終結いたします。 以上をもって、諸議案に対する質疑は全て終了いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3
一般会計予算審査特別委員会の設置について
○議長(
劒持堅吾君) 次に、日程第3、
一般会計予算審査特別委員会の設置についてを議題といたします。 お諮りいたします。 議案第25号 令和3年度総社市一般会計予算については、議長を除く議員全員をもって構成する
一般会計予算審査特別委員会を設置し、これら付託の上、審査いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4 諸
議案委員会付託
○議長(
劒持堅吾君) 次に、日程第4、諸
議案委員会付託を議題といたします。 承認第1号、議案第3号から議案第35号まで、同意第1号、同意第2号及び意見第1号、意見第2号については、お手元に配付いたしております委員会付託案件一覧表に記載のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。 なお、諸議案について付託に不合理があった場合は、議長において適宜措置をさせていただきますので、申し添えておきます。 お諮りいたします。 委員会審査等のため、3月6日から18日までの間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
劒持堅吾君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 この休会中に各委員会におかれましては、本日付託いたしました諸案件について御審査を願い、今期定例会の最終日と予定されております3月19日の本会議において、その審査結果について御報告をお願いをいたします。 なお、3月19日の本会議は午前10時に開議いたしますから、全員の御出席をお願いをいたします。 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。 散会 午後0時0分...